投球フォームは永遠に答えのでないものですよね。
私も投手を長年やっていましたが、様々な指摘を受けました。
「投げる手のテイクバックは小さく!相手に見えにくいように!」と言われたこともありますし、
「投げる手のテイクバックは大きく!遠心力をつけて力を伝えるんだ!」と言われたこともあります。
真逆のことを言われてしまい、困惑してしまったことがあります(笑)
結論としては、自分自身が一番力の伝わる、投げやすいフォームが一番です。
プロ野球選手でも、様々な投げ方の選手がいますよね。
そんななかで、いわゆる【アーム投げ】と言われながら、入団1年目から活躍し、入団4年目の現在ではエース級の活躍をしている選手がいます。
ジャイアンツの戸郷翔征投手です。

戸郷選手のこれまでの戦績
高校時代に高校生侍ジャパンを相手に5.1回9奪三振MAX149キロの快投
当時の高校生侍ジャパンには、広島の小園選手、ロッテの藤原選手、中日の根尾選手などがいましたが、その相手に素晴らしいピッチングを披露しました。
アーム投げの為か、ドラフトでは巨人に6位指名となった
今でこそ、山本由伸投手など、アーム投げの投手が活躍していましたが、当時はあまりおらず、アーム投げのデメリットを懸念されての6位指名になったのではといわれています。
投げる球は一流なので、1年目から一軍で活躍
1年目の途中から出てきて、投げている球の強さに衝撃を受けました。
2年目、3年目と9勝しているので、今年こそ二桁勝利を期待したいですね。
肩の強さに驚く、お金が取れるキャッチボールはこちらです!
軽く投げているようで、物凄く強いボールが遠くに投げられていますね!
アーム投げとは
アーム投げとは、ピッチャーがボールを投げる際に肘を曲げずに、伸ばした状態で投げることです。
オリックスの山本由伸投手もこれにあたります。
写真ですと、こんな感じで腕が真っ直ぐになる所がアーム式投法です。
メリット
体全体を使って投げることができる
遠心力を使って投げるため、体全体を使って投げることができます。
そのため、スピードボールが投げやすくなります。
戸郷投手に加えて、山本由伸投手も速球投手です。
肘の故障になりにくい
肘を曲げたりせず、真っ直ぐにして投球動作を行うため、肘の故障になりにくいと言われています。
大谷翔平選手も、肘の故障によりトミージョン手術を行いましたね。
その後は、故障防止のため、以前のフォームよりテイクバックが大きなフォームとなっています。
デメリット
故障に繋がりやすい
テイクバックが大きく、腕を大きく使うため、肩を痛めやすいといわれています。
仙台育英高校出身の、佐藤世那投手もアーム投げでしたが、故障してしまいましたね。
球の出どころが見えやすい
腕を大きく使うため、球の出どころが見えやすいと言われています。
たしかに、球の握りなどは見えやすそうだとは思います。
しかし、150キロの威力のあるボールは見えやすくてもうたれないのではないでしょうか。
戸郷投手本人はアーム式投法ではないといっています
戸郷投手のフォームは他の選手とは違ったいわゆるアーム投げといわれていますが、本人は否定しています。
たしかに、一連の動作から繰り出されていて、ギッコンバッタンしているような違和感のあるフォームではないですよね。
ですので、150キロ以上の威力のあるボールを投げることができるのでしょう。
まとめ 人によってはアーム投げは無理に治す必要はないです
アーム投げを無理して改良して、球の威力が落ちてしまったら本末転倒です。
本人が違和感なく投げれているのであれば、メリットもたくさんありますので、そのままのフォームをおすすめします。
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