ノーアウト満塁は点が入りにくいという説を。野球をプレーしていた人や、野球好きの人はよく耳にすることではないでしょうか?
しかし、実際にノーアウト満塁で点が入らなかった時の方が珍しく、抑えた時には、
「江夏の21球」や、「森福の11球」など、珍しいものが見れたようなニュアンスで絶賛されます。
実際にノーアウト満塁で、点をとられなかった確率を、データで検証していきます。
ノーアウト満塁で点が取れる確率は84%
ノーアウト満塁で点が取れる確率は、10年分のデータによると、84%あることがわかりました。
全部のカウント、ランナーの状況をとっても、1番得点が取れていることがわかります。
一番得点が期待できるシチュレーションにもかかわらず、なぜ点が入りにくいと思ってしまうのでしょうか。
ノーアウト満塁で点が入りにくいと思ってしまう理由
最大の得点確率である状況でも、なぜ点が入りにくいといった声が聞こえてくるのでしょうか。
いくつか考えていきたいと思います。
点が入らない16%のダメージは大きく、印象操作に繋がっている
84%は得点できますが、16%は得点できない状況となります。
84パーセントの得点率なので、点を取れない機会は少ないのですが、押さえるたびに動画に上がってしまうので、印象操作へと繋がっているのです。
三振などの点を取れなかった描写が様々な媒体で流れるから
14パーセントの確率で点が取れないということは、20回のシチュエーションのうち、3回は点が取れないことがあります。
しかし、その3回の印象が、劇的なので人々の印象に強く残りやすいのです。
ヤクルトの田口選手も、劇的な抑え方をしたため、フォーカスされています。
このようにして、抑えたシーンを何回も目に写ってしまうことが、ノーアウト満塁は点を取りにくいといった印象操作につながっているのかもしれません。
まとめ
ノーアウト満塁は点が入りにくいという説は、NOでした。
- 84%の確率で点が入る
- 抑えた時はメディアが盛り上がる
そのことがわかりました。
また、ピンチを抑えた後に、チャンスがあるということもよく言われます。
ベンチの士気の問題とも思いますが、16%の確率で抑えた時に、盛り上がることは必然でしょう。
これから、ノーアウト満塁のシチュエーションを注視していきたいです。
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