この記事は21世紀枠が継続してあり続けることで、春の時点で一番強い学校を決める大会ということが希薄化されていることに疑問を抱き、記事にしました。
参加校が例年32校でありながら、3校も枠をとってしまい、全体の1割程影響をしている点を考えると、強い学校を決める中に、思い出作りの側面のある学校が参加しているような歪な大会となってしまっています。
もちろんそういった学校が参加することは良いとは思いますが、全体の割合からして大きいので、1校にするのがいいと考えました。
21世紀枠の始まりは2001年からです
2001年大会から始まり、初めは2校での選出でその頃からも賛否両論ありましたが、現在は3校で落ち着いています。
しかしながら、秋の明治神宮大会が中止となった際に、3校から4校へと増枠したこともあります。
調べてみますと出場校は1勝3敗ペースです。
その中でも島根の開星高校が21世紀枠に敗退した際に、当時の監督が「末代までの恥」と発言をして、物議を醸したこともありました。
現状は3校選ばれ続けています
上記にもありますが、3校選ばれ続けている中で、勝率の歴代の平均が.250ですので、3校とも全敗する確率が高いです。
稀に強豪校に勝利すると、「ジャイアントキリング」などと、弱者が強者に勝利するような表現で世間は賑わいますが、そもそも選考されて大会に出場している時点で、強さに違いがあることもおかしな話です。
最高はベスト4の宜野座高校・利府高校です
2001年に初めて21世紀枠が始まった際の、最初の年に選ばれたのが、沖縄県にある宜野座高校でした。
導入した年にいきなりベスト4になるなど、センセーショナルな活躍をしました。
独特の変化をする、宜野座カーブといわれているボールが有名で、相手打者が全く対応できていませんでした。
YouTube
利府高校は2009年にベスト4に選ばれていまして、変則左腕投手が主戦でした。
しかし、SNS社会となっていたのか、相手選手をTwitterで冒涜するような発言もあり、世間では悪印象でした。
21世紀枠で選ばれる基準の中にも、模範的な学校というような認識で世間はありましたが、真逆のことをしていました。

謎の選考を権益絡みで続ける高野連よりもアンケートで選ぶ方がいいでしょう
2022年の選抜甲子園大会では、非常に不可解な選考が行われ、物議を醸しました。
当時高野連が弁明に追われていました。
当時の聖隷クリストファー高校が落選した件について、こちらでまとめています。
「個の力を優先し出場校を選定した」と訳のわからないことを発表されていましたね。
聖隷クリストファー高校が落選し、選ばれるはずのないであろう、大垣日大高校が選出されていました。
選抜甲子園が開催される度に、蒸し返されることでしょう。
そういった不透明な選出をなくすために、ある程度候補を絞った中で1人一票までとするなどの対策をし、ファンによるアンケート形式で選出する方法をとるのも手だと思われます。
そうすることで、救済措置も場合によっては可能となりますし、より大会が盛り上がるのではないのでしょうか。
まとめ
春の大会は32校のみの出場で、非常に狭き門です。
ただでさえ狭き門にもかかわらず、記念枠があり続ける限り、より狭き門となっています。
最強のチームを決める大会なので、32校のどこが優勝してもおかしくないというような風潮になってほしいです。
選抜すること=閉鎖的な会議で決めるのではなく、開かれており、大衆が決めることができるようになることを願っています。
おわり
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