【少年野球】バントは少年野球ではする必要がなくいらない理由を説明します

少年野球

この記事は少年野球をしている人、もしくはその両親に向けて書いています。

少年野球において、バントは必要ない理由を経験してきたことをもとに記載しました。

私は少年野球チームに入っていた時は、県の大会でベスト4に入る程のよく勝ち上がるチームでした。

勝ち続けている時は、少年野球でありながら、バントや盗塁、ヒットエンドランなどの攻撃を多用していました。

5月くらいから大会は始まり、地区大会で勝ち進んだことを含めると7連勝をしたことを覚えています。

その時の感想ですが、勝利する喜びは確かに感じられましたが、野球を純粋に楽しんでプレーすることはできていませんでした。

メンバーを固定していて勝ち進んでいたことによる、全員と喜びを分かち合えないつまらなさもありました。

それよりも、勝つためにバントなどの小技を繰り広げることで野球がつまらなくなることがよく理解できましたので、それを説明します。

少年野球はバントをすると勝てる可能性が高い

経験で7連勝して県大会ベスト4になったように、バントをすることで勝利する確率があがります。

その理由を、経験したことをもとに紹介していきます。

内野に転がせば相手のミスに繋がる可能性が高い

相手は高校生でもプロ野球選手でもありません。小学生です。

テレビでバントをされてころがった打球をなんなく処理するようにはならないのです。

結構な確率で相手はミスをします。

小学生で守備が一番上手な子はショートを守ります。次はセカンドの割合が多いです。

バントをして、それを処理する人がサードもしくはファーストのケースが多いです。

その時点でも少年野球では有利ですよね。

ミスをするというのは、ボールを取ることがおそくなったり、送球エラーをしてしまうことです。

なぜ内野ゴロと違い、バントの方がミスをする確率が高いのでしょうか。

それは、そもそもバントの処理の練習は少年野球レベルではやらないからです。

私は投手をしていましたが、中学のリトルシニアに入部してからバント処理の練習をするようになりました。

練習をしていないと処理することは難しいですよね。

内野ノックは打球を待って処理をしますが、バントの場合は前にでてから処理をしなければはらないのです。

投げる動作の体の使い方が全く違うため、送球エラーが起こりやすいのです。

そもそもいい場所に転がせばセーフになる確率が高い

ある程度バントが上手になってくると、サードの正面に転がしただけでセーフになることは多いです。

少年野球は塁間が狭いので、セーフになりやすいです。

そうなるには、ある程度の練習が必要です。

軟式球であれば、打球が大きく跳ねるので、フェアゾーンに転がせば相手の守備は苦戦しますので、セーフになりやすいです。

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少年野球にバントは必要ない

バントは戦術にもありますし、勝つ確率が高くなります。

しかし、少年野球にバントは必要ありません。

少年野球は勝つために行うものではないからです。

ミスをしないようにすることに重きを置いてしまう

バントは成功が失敗ががはっきりとしています。

バットを振ることもなく、ただ投手に対して構えて、バットに当てるだけのことは、冷静に考えると面白くはありません。

少年野球で軟式野球の場合は、球種がストレートしかないので、ボールに負けなければバントできる確率は上がります。

チームプレーを学ぶことは次の中学生のカテゴリーで充分です。

バントはノビノビプレーすることのできない代表的な小技です。

ビノビプレーするために、バントを少年野球のうちはしない方が良いです。

少年野球は勝利至上主義からは一線を引くべき

勝つことが全てではないですよね。

勝つことよりも、大切なことはあります。

プレーを楽しむことです。

野球を楽しみ、生涯スポーツとなるようにすることが理想です。

野球の基本動作は、投げて打つことです。

バットを構えることは基本動作ではありません。

勝つことよりも、楽しむことに重きをおくために、投げて打つことに専念しましょう。

野球の楽しさが減ってしまう

少年野球でプレーしていた人が、中学生になると、野球部もしくはリトルシニアなどに入部しない人がいるのはなぜでしょうか。

せっかく小学生のうちから野球を始めたので、中学生になっても続けてもいいのではと思う人もいるかもしれません。

しかし、野球を続けずに辞めてしまう人が一定数いるのが現状です。

私が所属していたチームも、半数は中学校で野球をせずに、サッカー部や陸上部に入部する人が半数くらいいました。

バントを少年野球で多用することで、野球の楽しさというよりも、野球の現実、勝利至上主義が色濃くなります。

そこで、野球の魅力がなくなり、結果的に辞めてしまう人が増えていってしまうのです。

指の怪我をするリスクが高い

バントは怪我のリスクが高いです。

バットの芯となる上を持つ手にボールがあたり、ボールとバットに指が挟まれてしまうことがあります。

軟式ボールですと骨折のリスクは軽減されますが、とても痛いです。

長く野球をしていますが、バントによって指を怪我している人を何人も見てきました。

また、プロ野球でも巨人に在籍していた高木勇人選手が投球を指に当ててケガをしています。

怪我防止の観点でも、少年野球でバントをすることはやめましょう。

まとめ:野球を楽しむためにバントをやめよう

現在、メジャーリーグでもバントの作戦自体が有効なのかを疑問視されています。

アウトカウントを1つ増える損失の方が大きいと考えられるからです。

野球は投げて打つことが楽しいものです。

野原で子供たちが放課後集まってバントをしないですよね。

バッティングセンターでおじさんが1人で全てのボールをバントをしていたら、怖くて近づけないですよね。

野球を楽しんで生涯続けていくために、少年野球から小技を使わずに投げて打って楽しんでいきましょう。

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