この記事は、強豪校に入学した際にスタート地点であまりにも能力に差があると、すぐに学生コーチになどに変更することになり、苦しい思いをすることを記事にしました。
私が実際に通っていた野球部の同級生で、入部して1週間で学生コーチへの転身を打診された人がいました。
それはつまり、残りの3年間は試合に出場できないと、入部1週間で言われてしまったということです。
入部1週間で学生コーチに打診されてしまった同級生がいた
入部1週間で学生コーチに打診され、その後はずっと選手へのノッカーなどの、裏方の役割を行っていました。
私自身も下級生で、日々の練習や上下関係が厳しいことで、私自身でいっぱいいっぱいになってしまい、とてもかわいそうでしたが何もすることができませんでした。
学生コーチに打診された後に涙を流していたことは覚えています。
それはそうですよね。
自分自身が試合に出場し、甲子園に出場することを夢見て、レベルの高い組織に入部したものの、わずか一週間で選手として失格といられるのはつらすぎますよね。
スポーツクラスのメリット・デメリットはこちらの記事でまとめました。
3年間で記念作りで練習試合に1回出場しただけだった
その人の内面まではわからないですが、腐ることなく、全体練習後の自主練習では毎日一生懸命練習している姿を何度も目にしていました。
新チームになった際に、夏に1週間ほど泊まりがけの遠征にいきました。
その際に、最後の1試合だけ9番打者でスタメン出場をし、1打席目にセンター前ヒットを打ちました。
その後、2打席目には代打を送られてしまい、それから引退までの間は出場機会はありませんでした。
その後本人自ら練習に参加しようとしましたが、指導者が、
「お前は練習に参加しなくていい、外れろ」と話し、そこから引退までプレーヤーとして表にでることはありませんでした。
どんなに頑張って、思い出作りに出場した試合でヒットを打っても、練習にも参加できない現実でした。
もちろんそのまま試合に出場することなく、ベンチ入りメンバーになることもなく、夏の大会を終えて引退しました。
悔しさから大学で野球を続けた
本人はやはり高校野球に未練かあったので、大学でも野球を続けることにしました。
高校の時には最初の段階で選手失格という、高校生にとっては耐えられない結果となってしまったので、一般入部でも平等に練習に参加できる大学に入学していました。
大学でも公式戦に出場できなかったが、練習に参加でき高校時代よりも充実していたとのこと
大学でも公式戦には出場することはできませんでしたか、ちゃんと日々競争をすることができた結果、出場できなかったので後悔はないと聞きました。
やはり、高校時代のあの不遇な扱いはありえなかったと思います。
まとめ:野球部のレベル選択は重要、ミスマッチを防ぐべき
高校野球も、私立高校などではビジネス的な部分もあり、こうして入学時に実力差があると、3年間練習にも参加させてもらえない事態となります。
本当に3年間主体的に野球を続けたいのであれば、現時点での自分自身の実力に合った高校を選ぶべきです。
ボーイズリーグや、リトルシニアの枠の中から入学した選手を優先的に起用しなけれはならないケースもあるからです。特待生ならなおさらそうです。
よほど実力的に抜きん出ていないと、試合に出場できないでしょう。
その学校の野球部に入り、卒業したなどのネームバリューが欲しい以外では、入部はおすすめできません。
3年間の野球生活を充実させるために、よく検討して行きましょう。
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