この記事は、中学校の部活動の一環である軟式野球部と、クラブチームで中学校外で活動している硬式野球チームでは、どちらが将来に有利か、データをもとに調べてみました。
中学校の部活動に入部するのか、もしくは硬式野球チームに入部するのか迷っているかた、もしくはその関係者の助けになりたいと思い作成しました。
というのも私も、選択に大いに迷ったからです。
まずは両方の比較から始めていきます。
軟式野球部とは中学校の部活動のことです
軟式野球部とは、中学校の部活動のことを定義しています。
ここでは、中学軟式野球部を入部することによる、メリットとデメリットをお伝えします。
メリット
文武両道しやすい
部活動をしていることで、学校内活動として、内申点で評価されることもあります。
学校生活の延長で、友達とも交流が可能です。
これは、硬式野球チームにはない考え方です。
また、試験期間中には、練習を行わないなど、あくまで学業優先の面があります。
金銭面等の負担が少ない
中学校の部活動ですので、あくまでも教育の一環です。
リトルシニア等は、活動費の月謝に加えて、合宿や、頻繁に行う遠征費用、それに父兄のお茶当番が土日に発生したりします。
硬式野球ですので、その分道具も硬式野球対応のものをそろえなければならないので高くなります。
その点学校の軟式野球部ですと、金銭面の負担が軽減されますし、硬式野球クラブとは違い、自分たちで電車で遠征したりします。
無理のない範囲での負担となり、硬式野球クラブとは違い、年に1回程度の合宿ですので、金銭面の負担が少ないのです。
デメリット
野球未経験者が指導者の場合がある
中学の教員が、なにかしらの部活の顧問を持たなければならず、かつ中学の教員が野球指導未経験で、ノックも打つことができない場合があります。
私が通っていた中学校も、指導者が野球未経験者で、ノックの打球も外野までドライブがかかってしまっている状態でした。
野球を上達したい場合は、中学校の大事な時期にはリスクとなります。
チームのレベルが低い場合がある
レベルアップの場合は競争も必要な条件と考えられます。
自分自身がとても上手であったとしても、周りのレベルがいまいちだった場合、残念ながら足を引っ張られてしまいます。
それはチームスポーツなので考え方次第ではありますが、中学の大切な時期の過ごし方を考える必要があります。
硬式野球とはリトルシニアやボーイズリーグ等のことです
硬式野球とは、中学校の部活動以外の、基本的には休日を中心に活動しているクラブチームとなります。
ここでは、硬式野球チームに入部することによる、メリットとデメリットをお伝えします。
メリット
指導者が多い
関係者には、有力なOBなどが多く、ポジション別のコーチがおり、専門性を高めてくれることが多いです。
中学校の軟式野球部とは違い、個人のスキルアップに重きを置いていることが多いです。
シリアリーグなどの存在意義が、上のレベルで活躍できる選手を増やすためだからと考えられます。
進路のコネクションが豊富
リトルシニア等には、高校のスカウトがよく足を運びに来ます。
そこで目をつけられて、その高校に進学することも多々あります。
また、チームそのもののコネクションも豊富にあり、中学3年間硬式野球クラブのリトルシニア等でプレーをし、野球を続ける場合は実力に沿った高校進学を提供してくれます。
ただし、ほとんど私学の高校なので、特待生ではない場合は金銭面の負担があるので注意が必要です。
デメリット
中学硬式野球リトルシニアに入ってわかったデメリット5点はこちらの記事にてまとめています。
2021年ドラフト指名選手の軟式・硬式の割合を調べました
2021年にドラフト指名された選手はすべてで128人いました。
その中で、中学時代に硬式野球出身者が70人で、軟式野球出身者が58人でした。
若干硬式野球経験者の方が多いですね。
ただ、割合としたら、20人指名される中で、11人が硬式野球経験者、9人が軟式野球経験者ですね。
あまり変わらない印象ですね。
イチロー・松井秀喜選手に加え、近年では柳田選手も軟式野球出身です
2021年のドラフト指名で硬式・軟式経験が変わらなかったことに加え、軟式野球経験者でも名選手は多く誕生しているのです。
そう考えると、中学校のチーム選択は、プロ野球選手へなるための影響は、あまりないのかもしれません。
まとめ
軟式野球経験者だからプロ野球選手になれないという思い込みは、2021年のドラフト指名で違うということが証明されました。
それぞれのメリットやデメリットを考え、自分のライフスタイルに近い形で、活躍できそうな環境でプレーするのが一番だと思います。
この記事を読んで、所属チームを選ぶことの、少しでも参考になれば幸いです。
おわり
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