この記事は、私自身が高校野球を経験してきた中で、先輩から受けた体罰やじめを具体的な内容を交えて５点紹介していきます。
高校野球はクリーンなイメージは世間ではあると思います。
全力プレー、友情、青春など。
しかし日本の部活動で最も退部者も多く、いじめや体罰が横行している部活動ではないでしょうか。
この記事を見て、これから高校野球を経験する人や、同じような思いをした人にも見て、今後の人生にプラスになることを祈っています。
具体的な体罰・いじめの内容
理不尽な理由で連帯責任をとらされ、部室裏等で体罰があった
理由はとても些細なことで、部室裏に連れていかれ、殴られたり空気椅子をされる日が多々ありました。理由としては、
- グラウンドでの声が小さい
- 練習前のグラウンド整備が適当だった
- 練習終了後にボールが落ちていた
などです。他にも適当な理由をつけて体罰等をされていました。
全て理由が根拠のないもので、いくらきちんと行ったとしても、認められないような理由ばかりでした。
練習終了後のボールが落ちているなども、決してそんなことはないので、わざと先輩が置いたとも思えていました。
いじめや体罰をして、力を示したいだけで行っていたのでしょう。
今でも許せないですね。
買い出しにいかされたが、お金が足りていないことがあった
「自動販売機でコーラを買ってこい。ダッシュで」
など、毎日のように言われてグラウンドから100メートルくらい離れた場所にある、自動販売機へパシリをされていました。
全体練習が終わり、指導者が帰宅をし、選手だけの自主練習が始まるとパシリをされていました。
複数の人から頼まれたりすると、覚えるのが大変でしたし、なぜダッシュでいかなければならないのかと思い、とても面倒に感じていました。
その中で時々あったのですが、お金が足りないことがありました。
それでも、なにも文句を言うことができず耐え、足りない分は自腹で補充をしていました。
今考えても許せないですし、されたことは犯罪と思っています。
裸になり踊らされた
練習終了後の、指導者がいない時に先輩に呼ばれ、裸になれと言われ、踊らされたりもしました。
恥ずかしさと悔しさで、ものすごい嫌な気持ちでしたが、楽しく踊れといわれ踊り、先輩たちは楽しそうでした。
1回で終わりましたが、ものすごく屈辱的で忘れられません。
グラウンド外の駅前で一発芸やナンパをさせられた
とても恥ずかしい思いをして、今でもトラウマとなっていますが、駅前で度胸試しということで、一発芸をさせられました。
また女子高生にナンパをさせられました。
度胸試しということでしたが、度胸などつくはずもなく、またナンパなど自分の意志でもないですし、ナンパなどしたこともなかったのでとても苦痛でした。
とても嫌な思い出です。
宿舎で寝ている時の深夜に突然スリッパで叩かれ起こされた
私はそこそこの強豪校で野球をしていたので、寮生活や合宿所等、集団で生活をすることがありました。
規律等はあったのですが、あくまでも指導者が起きている時間のみであり、就寝後に先輩たちのいたずらや、体罰などはしばしばありました。
その中でも一番苦痛であった出来事ですが、真夜中に起こされることでした。
「パン！」とスリッパで頭を叩かれて、起きた反応を先輩たちは楽しんでいました。
体調も悪くなりますし、何も面白い所もなかったので、苦痛でしたし、許せない気持ちになりました。
レギュラー外の暇な先輩からされることが多かった
こうした、いじめや体罰を行う人は、大体は試合に出場できない、野球のやる気がなくなってしまい、毎日適当に過ごしているような人から行われることが多かったです。
試合に出場している人で、高みを目指している人は、後輩をいじめたり殴ったりしている時間はもったいないですよね。試合に出場している人でもそういったいじめを行う人もいましたが。
試合に出場していない人からそういったことをされることも正直頭に来ましたが、部員数も多く、出場できない人の方が多かったので、そうしたいじめや体罰はなくなりませんでした。
まとめ
高校野球をしていると、自分自身が気づかず、先輩や指導者等に洗脳されている状態になっていることが多いのかもしれません。
そもそも上記で紹介した出来事は、社会では一発アウトのことが多いですし、当時も自分自身で我慢して周りに報告せずに、周りの人にきちんと報告をすればよかったと思っています。
結局のところ、当時は報告することを怖がってしまって何もできなかったことと、２年生の夏の大会が終わると、上級生が全員退部となるため、そこまで毎日我慢をしていたのかもしれません。
我慢することは本当によくないことでした。嫌なことをされたら周りへ速やかに報告するべきでしたし、今そのような環境にいる人は、すぐに報告するべきでしょう。
また周りの人のサポートも必要ですし、すぐに報告できるような環境を指導者が作るべきと思います。
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