この記事は、サイン盗みとは何のことかを説明して、過去の事例を紹介しながら、どうすればサイン盗みがなくなるかを考えました。
プロ野球でも定期的にサイン盗み疑惑が何回か起きています。
そもそもサイン盗みとは何でしょうか。
サイン盗みとは?
サイン盗みとは、さまざまなものがありますが、最も多いのは、キャッチャーのサインをランナーや、ランナーコーチャーなどが盗んで、打者に伝えることです。
昔からサイン盗みの頻度は高く、外野から双眼鏡を覗き込んで伝達していたりと、スポーツマンシップとはほど遠いようなことが頻繁になされていました。
現状では、発覚した場合のみも注意喚起のみとなっています。
今回は、セカンドランナーがサイン盗みして、問題になった試合を紹介していきます。
2021年 7月 阪神対ヤクルト
こちらは、2021年の阪神対ヤクルト戦になります。
バッターは当時新人の佐藤輝明選手。セカンドランナーには近本選手でした。
近本選手が、バッターに向かって腕を伸ばしてコースを伝えているような仕草をしています。
このような疑惑の動きを、ヤクルトのサードの村上選手が相手ベンチに向かって「あかんすよ」と訴えたことで問題が発覚しました。
確かに動画を見ていると、明らかに不規則な動きをしています。
それに対して、阪神の矢野監督が関西弁で村上選手へ捲し立てていたことが残念でした。
これはサイン盗みをしていると思いますでしょうか?
2022年6月 阪神対横浜
こちらは2022年6月の、阪神と横浜の試合となります。
またも阪神の登場です。その時点でサイン盗みが習慣となってるのか?と疑う人もでてくるかもしれません。
今回はセカンドランナーが佐藤輝明選手で、バッターが糸原選手です。
セカンドランナーの佐藤選手が、キャッチャーがアウトコースに構えたところで、首をコースと同じ右に傾けるのです。
投手の山崎選手が、おかしいと思い首を傾げ、プレートを外したことにより、世間へと問題化したのです。
ヤクルトの村上選手みたいに、試合中にアピールはしていませんが、映像として残ってしまったために、騒動となっています。
Twitterにて簡潔な動画がありましたので、こちらも紹介します。
2019年 センバツ甲子園 習志野対星稜
こちらは高校野球の、習志野対星稜高校の試合となります。
セカンドランナーがヘルメットを触って球種を伝達しているのではないかと、試合中にもキャッチャーが審判に伝えています。
結果的には処分はなかったのですが、試合後に星稜の林監督が、相手の習志野の監督へ抗議にいくなど、後味の悪い試合となりました。
サイン盗みを防ぐには
サイン盗みを防ぐには、どのようにすればよいのでしょうか。
- 発覚後の処分の厳罰化
- 球審・二塁審判に加え、一塁・三塁塁審及び、スタンド裏の審判も厳しくチェックする体制を作る
クリーンな試合をするのであれば、そのくらいのことはするべきでしょう。
まとめ
野球をしている人からすれば、サイン盗みなんて当たり前であり、サイン盗みも戦略の1つであり、弱者の戦法だと思う人もいるでしょう。
しかし、投手のクセを盗んだりすることと、サイン盗みは明らかに意味合いが異なってきます。
それはサイン盗みは防ぎようがないからです。
規制を図ることで、すこしでもそういった卑怯な戦い方が減ることを願っています。
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