この記事は、なぜ野球には、サッカーの天皇杯みたいに大学や、地域リーグの下部チームから勝ち上がっていくトーナメント形式の大会がないのかを疑問に思い、その原因と対策を考えてみました。
西強高校の打者が通算ホームラン120本記録したみたいだよ!
信州国際学院大学の投手はMAX165キロを記録したみたいだわ!
このような打者や投手は、プロ注目の選手とはなりますが、実際にプロ野球チームと対戦する機会は、プロアマ交流戦といった代表戦や、もしくは2軍相手などとなり、ほとんど試合をすることはありません。
高校ナンバーワンスラッガーや、大学ナンバーワンピッチャーが、在籍時に一流のプロ野球選手相手にどれくらいのパフォーマンスを発揮できるか興味はありませんか?
私は一人の野球ファンとして、サッカーの天皇杯みたいなトーナメント形式の試合ができればいいなと思います。
現在なぜそのようなトーナメント形式の大会が開催されていないのでしょうか。原因を考察してみました。
なぜ、サッカーの天皇杯みたいな大会が野球にはないのか
野球はプロスポーツとして成り立っている
日本のスポーツで一番の高額報酬なのは野球であります。
選手の年俸が、最高で9億円であったりと、桁違いの年俸の選手もいます。
他のスポーツでしたら、お金を稼ぐ手段として、そのような大会を積極的に実施するかもしれません。
しかし、これだけの報酬のなかで、プロ野球選手が参加することにメリットが少ないことも事実です。
また、プロ野球の組織はNPBですが、アマチュアは別団体であったりと、カテゴリー別に組織が存在しているので、統一が難しいともされています。
プロ野球選手が参加することが、リスクであり、かつメリットが少ないため、実現できていません。
野球はメジャースポーツで認知度が高いから実施の必要がない
もともと、野球は国民的スポーツであり、そういったサッカーの天皇杯みたいな大会を実施しなくとも、毎日テレビに放映されているため、認知度向上という意味でも実施する必要がありませんでした。
プロ野球はプロ野球のレベルの高さなどの良さがあり、高校野球には高校野球のはつらつとしたプレーなどの良さがあり、それぞれのカテゴリーでの良さがあるため、無理に試合で交わる必要もなく、人気のスポーツとして維持していたのです。
サッカーの天皇杯みたいな全カテゴリーの大会を実施するべき理由
様々なスポーツが普及し、他の競技も携帯、パソコンでみれるようになった
時代は変わり、スポーツ観戦をテレビだけではなく、携帯やパソコンからもみることができるようになりました。
携帯電話で見る人は多く、様々なスポーツを見ることが可能となりました。
昔の時代みたいに、テレビでやっているスポーツは野球だけではなく、自分自身で興味のあるスポーツを選び、見ることが可能となったのです。
そうすることで、人々が無意識に野球を見る時間が少なくなっていきました。
野球のイメージ低下、人気低下の改善につながる
世の中の人が抱く野球のイメージ、もしくは野球をやっていた人のイメージはどのようなものでしょうか。
そもそも野球部だけ坊主ということに、あまり意味をなしていないですよね。これもイメージ悪化の1つの要因みたいです。
また、野球部出身者にはやんちゃで暴力的な人が多い傾向があります。実際に関わってきてそのような人が多いと感じている人も多いのではないでしょうか。
野球部の人は、集団生活の中で常識がわからなくなってしまう人も多く存在しています。
こうした悪いイメージを払しょくするために、トップが中心となって、カテゴリーを問わない横断的な大会を実施し、サッカーの天皇杯の野球バージョンのトーナメントの大会を作るべきでしょう。
まとめ
野球人気がどんどん低下していて、野球のテレビ視聴率も右肩下がりです。
野球に対するイメージも悪化しています。昔みたいに厳しいことは仕方のないことであり、将来への訓練といった認識は通用しません。
今は様々な選択肢があるので、我慢や耐えるといったことはあまり必要ない世の中です。いかに楽しむことが大切です。
そういった悪いイメージ払しょくや、野球人気の回復のために、トーナメント形式の全カテゴリーの大会が実施されることを望みます。
こちらの記事もオススメです。
コメント