この記事は野球の作戦の1つであるヒットエンドランとランエンドヒットは何が違うのか説明します。
ランエンドヒットよりも、ヒットエンドランの方が作戦としてはメジャーではあります。
似たような言葉の2つの作戦ではありますが、説明していきます。
ヒットエンドランとランエンドヒットを説明し比較します
そもそも、ヒットエンドランや、ランエンドヒットとはどのような作戦なのでしょうか。
2つの作戦を説明し、どちらの作戦が有効なのかを比較していきます。
ヒットエンドランとは
ヒットエンドランとは、ランナーが走った後に、打者は必ず打球を当てなければいけない指示です。
ランナー1塁に限らず、2塁であっても、3塁であっても作戦としては有効となります。
相手の内野手は、盗塁かと判断せざるを得ませんので、進塁方向のベースに捕手からの送球に備えて入らなければなりません。
入ることでうまれたスペースに、打者はゴロを打って間を抜けるような打球を打つ事を狙います。
しかし、なかなか相手の守備の間を抜くゴロを打つことは難しいので、チームによってはエンドランでも強く振ることに重点をおく場合もあります。
ランエンドヒットとは
ランエンドヒットとは、ランナーは盗塁をし、成功しそうかどうかにより、打者がスイングをするかしないかを決めることです。
成功をするかしないかは、ランナーのスタートのタイミングの良し悪しであったり、また変化球なのか速球かによりスイングをする、しないを決めます。
ベンチからの指示で、変化球はスイングしなくてもいいとの指示があることもあります。
どちらが有効か
どちらが有効化は断定できません。
ケースごとに状況が違うからです。
だだし、ランエンドヒットの指示はほとんどでないでしょう。
なぜなら、ランエンドヒットを行うくらいであれば、盗塁をするからです。
打者には状況判断を求められるので、難しい作戦ではありますが、ランエンドヒットの方が打者が自分の判断でできますので、ヒットエンドランよりもプレッシャーはかからないでしょう。
公認野球規則を読むと野球が奥深くなります
横浜高校の名コーチであり、山梨学院高校でもコーチをしている小倉清一郎さんは、選手に野球ルールの分厚い本を配るそうです。
野球規則には、事細かくルールが記載されており、中には非常にマニアックなルールが記載されております。
公認野球規則 2022 Official Baseball Rules [ 日本プロフェッショナル野球組織 ]しかし、横浜高校のコーチだった際に、現在巨人のエースである東海大相模の菅野智之投手に振り逃げ3ランを献上してしまった時は、なんとも皮肉な結果となっています。
まとめ 野球は奥深いです
今回はヒットエンドランとランエンドヒットの違いについて説明をしました。
その他のルールでも、バスターやバスターエンドランなど、野球には多彩なルールがあります。
ディレードスチールなど、相手を欺くような作戦もありますし、2ランスクイズなどあまり見ることのできない作戦があります。
野球は多様なルールがあり、奥深いので公認野球ハンドブックなどを通して、様々な事例を調べていくことが面白いでしょう。
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