少年野球に盗塁は必要ありません。バントやヒットエンドランもいらないでしょう

少年野球

この記事は少年野球チームに盗塁やヒットエンドラン、バスターなどのいわゆる小技は必要ないことを記事にまとめました。

近年、野球をやらせたくない父親が増加していると耳にしています。

私も長年野球をしてきましたが、正直子供に野球をやってほしい気は半々でした。

理由としては、長年野球をしていた中で、少年野球からずっと勝利至上主義で、心の底から野球を楽しんだ思い出は少ないからです。

幸い、試合にはどのカテゴリーでも出場できていて、試合に出場できる喜びも感じる一方で、緊張感やプレッシャーばかりを感じていたんだと思います。

試合に出場できなかった他の子どもの親が、そういった勝利至上主義の中で経験したことを、子どもにさせたいとは思えないのではないでしょうか。

今回は、その盗塁や、バント、エンドランなどの小技が、野球を楽しめなくなっている原因なので、少年野球の段階では必要ないということを提唱していきたいと思います。

なぜ少年野球に盗塁、バント、エンドランが必要ないのか

盗塁、バント、エンドランは相手も含めて必ず誰かが失敗するから

野球を経験した人にならわかるかもしれませんが、チームとしての実力差がはっきりとしている場合に、盗塁を多用すると、得点差がどんどん開いてしまい、とてもつまらない試合となります。

バントも同じで、内野守備がうまくできていないチームを相手にすると、アウトを取られることがほとんど少なく、試合がグダグダになってしまうことも多いです。

エンドランに関していえば、失敗しても盗塁みたいなもので、少年野球にしては相手チームに混乱を招くような汚い作戦という側面もあります。

結局、自分たちのチームが成功していても、相手のプレーにミスを誘発しているような作戦になりますし、自分たちが失敗したとしても、それは自分たちの失敗となります。

少年野球に小技を求めると、つまらない試合となる可能性が高いので、盗塁やバント、エンドランなどの作戦はやめるべきでしょう。

少年野球に小技を求めると、つまらない試合となる可能性が高いので、盗塁やバント、エンドランなどの作戦はやめるべきでしょう。

失敗に怯えてプレーしなければならないから

私の昔の経験として、少年野球で投手をしていた時に、試合に負けてしまったときに、怒られてしまい悔しくて泣いてしまったことが何回かあります。

フォアボールを出してしまい、怒られてしまったりと、常に指導者の顔色を窺っていた覚えがあります。

しかしそれは委縮するだけで、あまりいい経験ではなかったと改めて思いました。

子供にはそのような体験はさせたくないと思っています。

そのような私自身の経験を踏まえ、息子を実際に少年野球チームへの練習に参加させた際の体験談はこちらです。

https://firefreezer.com/1293/

野球は楽しいスポーツであることが忘れてしまうことがあるから

盗塁やバント、エンドランをするのではなく、打球を遠くに飛ばすことや、速いボールを投げることなど、野球そのものの楽しさを体験することの方が必要です。

練習だけではなく、試合でも同じことであり、勝ち負けや、失敗を恐れることよりも、遠くに飛ばすこと、速い球を投げることを全力で取り組むことにより、肯定感を増やしていくことの方が大切です。

少年野球はノーサインでOK

そもそも少年野球で優勝など目指すことがナンセンスです。

優勝を目指すということは、各チームで勝敗を決めることとなります。

勝ち負けがつくということは、チーム内での競争が生まれます。

そういった競争は中学生以上のカテゴリーからで十分です。

野球を楽しむことを前提とするのであれば、少年野球にサインは必要ありません。

まとめ

少年野球をプレーする意味は、勝ち負けではありません。

野球を通して礼儀であったり、野球というスポーツの楽しさを体感するためにあります。

盗塁や、バント、エンドランを行うことで、シンプルに野球を楽しむところ、複雑化させて楽しくなくなってしまったら本末転倒です。

そういった考え方のチームが1チームでも増えればいいと願っています。

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