この記事は、プロ野球選手を目指している高校生とその親御様を対象として作成しています。
私も野球をしており、高校野球からプロ野球選手を目指していた1人です。
そんな方はたくさんいるかもしれませんが、プロ野球選手を目指すことでとてもいい経験をしました。
高校ではプロのスカウトが定期的に訪れるような環境でしたので、プロのスカウトがどのような所を見ているのかを経験をお伝えしていきます。
長所を伸ばしていくこと
長所を伸ばしていくということは、バランスの良い選手を目指すことを極力避けなければならないということです。
高校からバランスの良い選手は、全てが飛びぬけていれば話は別かもしれませんが、そのような選手にはなかなかなれませんし、生まれ持った選手でありドラフト一位となるような選手ですので、現実的ではないでしょう。
大学や社会人野球の選手の方が、即戦力としてバランスの良い選手を獲得しますし、大学や社会人になってからバランスの良い選手を目指せば良いです。
高校生からプロ野球選手になり、他の選手が3、4年の大学・社会人野球を経験を経験している間にプロの世界で欠点を克服していけばいいでしょう。
では、高校生からプロ野球選手になるためにはどのようにすればいいでしょうか。
自分自身の長所を伸ばしていくことが一番の近道です。
一芸を身につけよう
長所を伸ばすということは、一芸を身につけるということです。
具体的な一芸を紹介していきます。
速いボールを投げる
全く無名な投手が、150キロのボールを投げることができれば、指名される確率が高まるでしょう。
今では育成契約のチャンスもあり、一芸に秀でた選手にはチャンスが多いです。
ソフトバンクホークスのエースの千賀投手は、育成契約出身です。
愛知県の蒲郡高校の全くの無名選手でしたが、高校時代から速いボールを投げることができていて、育成契約となったのです。
打球を遠くへ飛ばす
打球を遠くに飛ばすことも才能の1つです。
野球をしていた人ならわかると思いますが、守備は練習すればするほど上達していきますが、バッティングの遠くに飛ばすことに関しては、ある程度のラインからは才能が重要となっていきます。
もし自分自身が遠くに飛ばすことが得意であれば、その部分を磨いて、遠くに打球を飛ばすことを伸ばしていくことで、プロ野球選手への近道となるかもしれません。
足の速さを磨く
足のスペシャリストになることができれば、プロ野球選手になるチャンスが広がります。
例えば、千葉ロッテマリーンズの和田康士朗選手も、1年間の独立リーグの所属後ではありますが、育成契約としてプロ野球選手になり、1軍で活躍しています。
最大の武器は足であり、2021年には代走中心でありながら、盗塁王にもなりました。
高校時代は陸上部に所属しており、実質独立リーグの1年だけでプロ野球選手になった珍しいケースです。
一芸を評価されての入団でしょう。
プロのスカウトは一芸だけではなく野球への向き合い方もみています
高校生からプロ野球選手になるためには、一芸に加えて、さらにプロ野球選手になってからの期間も大切です。
なぜなら、高校生から即戦力のケースは非常に少なく、3年間ほどは上達の期間となるため、その際の人間性も加味されるからです。
2022年の最近は2軍で活躍オコエ選手がドラフト1位で入団し、中堅の歳となってもなかなか活躍できないのは素行が影響していると言われています。
和歌山東高校の落合投手が指名漏れをしたのがいい例です
一芸に秀でた速いボールを投げていても、練習態度や生活態度に問題があると噂が出てしまったり、野球以外の部分の人間性で悪い評価をされてしまい、指名漏れとなってしまったケースもあります。
和歌山東高校の落合秀市投手です。素行不良の選手は、プロでも大成しないと判断され、指名を見送られてしまういい例でしょう。
148キロの速球を投げることができたのにも関わらず、もったいないことですね。
野球に真摯に取り組み一芸を磨いていきましょう
野球には、走攻守とおおまかに3分類で分けることができます。
高校野球においては、走攻守の1つを徹底的に伸ばしていき、試合で活躍することで、プロのスカウトの目に留まる確率が高まります。
真摯に日頃の生活に取り組み、プロ野球選手を目指していきましょう。
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