この記事は、高校でホームランを多く打った選手が、その後プロ野球でどの程度活躍しているのかを調べまとめました。
高校通算ホームランってあてにならないよな
高校通算ホームランがあまりあてにならないといった意見がちらほら見受けられます。
果たしてそうなのでしょうか?
疑問に思い、高校時代たくさんホームランを打っている選手が、プロ野球選手になってどのように活躍しているかを検証してみました。
清宮幸太郎選手
早稲田実業高校では1年生から試合に出場し、高校通算ホームランは111本を打ち、歴代最多記録となっています。
また、父は有名なラグビー選手であり、サラブレッドでもありました。
そういったスター性もあり、ドラフトでは7球団が競合しました。
日本ハムに指名が決まった時は、当時は大谷翔平選手の育成にも成功しているので、いい球団に指名されたと前向きな評価が高かったです。
しかし、入団して4年間はあまり活躍できず、同学年のヤクルトの村上選手が大活躍したこともあり、失敗だの批判にさらされることが多かったです。
入団5年目の現在、監督がビッグボスこと新庄に変わり、出場機会も増え、ブレイク中ではあります。
2022年時点で、大卒1年目と変わらない部類ではありますし、結果も残しつつありますので成功といえるでしょう。
黒瀬健太選手
和歌山県の初芝橋本高校では、甲子園出場とはなりませんでしたが、高校通算では97本のホームランを打っています。
プロ野球選手限定で言えば、清宮幸太郎選手に次ぐ2番目の記録です。
その後、2015年にドラフト5位でソフトバンクホークスへ入団しています。
しかし、1軍での出場がなく、育成契約へとなっており、厳しい状況が続いています。
2022年時点において、一軍戦での出場がない点を考えると、今のところ失敗しているといっていいでしょう。
プロ野球選手である以上、最後までもがいてほしいですね。
中田翔選手
1年生の夏から甲子園でホームランを放つなど、怪物と言われていた中田翔選手。
高校通算ホームランは87本を放っており、一時期は最多記録となっていました。
高校生ドラフトでは日本ハムにドラフト1位指名をされています。
入団2年目から一軍の試合に出場し、打率は低いですが、広い札幌ドームで30本近くホームランを毎年放ち、打点も100打点前後稼いでいます。
暴力沙汰で巨人に移籍して以降は、目立った活躍はできていませんが、これからに期待したいですね。
打点王などのタイトルも獲得している点もあり、プロ野球選手としては大成しているでしょう。
大島裕行選手
中田翔選手に抜かれるまで、高校通算ホームラン数はトップだった選手です。86本を放っています。
埼玉県の埼玉栄高校で、ドラフト3位で西武ライオンズに入団しています。
ドラフト3位ではありますが、もともとドラフトの目玉で、1位候補でありながら、西武ライオンズを希望していた為に他球団は敬遠して、3位になっています。
入団4年目に規定打席未到達ながら3割を超える打率を記録して、ブレイクを予感させましたが、その後は一軍を行ったり来たりしながら、13年間プロ野球選手として、西武ライオンズ一筋でプレーしました。
レギュラー定着とはならなかったものの、13年間もプロ野球選手としてプレーできましたので、ある程度の成功はできたのではないでしょうか。
まとめ
高校通算ホームラン数はあてにならないのかと仮説を立てましたが、決してそんなことはなく、ある程度ホームランを放っている選手は、その後も活躍している選手が多いことはわかりました。
ここでは紹介しきれなかった選手は、こちらの高校通算ホームランのランキングをまとめた記事がありますので、こちらをご覧ください。
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