この記事は、高校野球の監督の甲子園での勝利数をランキング形式にてまとめました。
選手はよく注目されていますが、監督の勝利数を調べることで、なぜたくさん勝利し続けられているのかを検証していきます。
監督の甲子園勝利数ランキング
監督名 | 高校名 | 勝利数 | 優勝回数 | 主な選手 |
高嶋 仁 | 智弁学園 智弁和歌山 | 68 | 3 | 西川遥輝 |
西谷 浩一 | 大阪桐蔭 | 61 | 8 | 中村剛也 浅村栄斗 |
中村 順司 | PL学園 | 58 | 6 | 桑田真澄 清原和博 |
馬淵 史郎 | 明徳義塾 | 54 | 1 | 伊藤光 岸潤一郎 |
渡辺 元智 | 横浜 | 51 | 5 | 松坂大輔 筒香嘉智 |
前田 三夫 | 帝京 | 51 | 3 | 中村晃 杉谷拳士 |
5位タイ:前田三夫
帝京高校を長年率いて、甲子園では通算51勝を達成しました。
チームの印象としては、毎年とにかく体の大きな選手が多く活躍していました。
おそらく監督がそういった選手を好んでいたのでしょう。
2021年の夏の大会をもって、監督を退任されました。
また、智弁和歌山高校との乱打戦の試合を記事にしていますので、こちらもご覧ください。
5位タイ:渡辺元智
横浜高校を長年率いて、甲子園では通算51勝をあげました。
最も印象的な試合は、1998年の、松坂大輔投手を率いた、春夏連覇でしょう。
延長17回のPL学園との死闘や、決勝戦でのノーヒットノーランなどもありました。
私が一番印象に残っている試合は、0-6から逆転した明徳義塾高校との試合です。
2015年の夏の大会を最後に退任されました。
4位:馬淵史郎
明徳義塾高校を長年率いて、甲子園では通算54勝をあげました。
6点差をひっくり返されて負けてしまった横浜高校戦や、松井秀喜選手に5打席連続敬遠を申告した星稜高校戦など印象に残っていますね。
松井秀喜選手に5打席連続で敬遠した際は、社会現象にもなりました。
全国制覇の回数は1回と少なく、2002年の夏の大会のみとなっています。
2022年現在も現役の監督として活躍しています。
3位:中村順司
PL学園高校を長年率いて、甲子園では通算58勝をあげました。
桑田・清原選手のKKコンビも有名ですが、逆転のPLと言われているように、とにかく逆転勝利の試合が多かった印象です。
当時の圧倒的な強さは、常軌を逸した寮生活により培われたのかもしれません。
しかし、強さとは犠牲に寮生活で事件もおきておりますので、弊害は少なからずありました。
1998年の春の選抜甲子園を最後に退任されています。
2位:西谷浩一
大阪桐蔭高校を長年率いて、甲子園では通算61勝をあげました。
甲子園では何度も優勝していて、春夏連覇も何回か達成しています。
プロ野球へ送りだす選手の数がとても多く、大阪桐蔭の選手だけで1チームが作れるのではないかと思えるくらい多いです。
しかし、近年では全国各地へとスカウト活動を展開しており、有名中学生のオールスター軍団となっていることも事実です。
現役の監督ですので、これから勝利数をどこまで行くか見ものですね。100勝は超えていくでしょう。
1位:高嶋仁
主に智弁和歌山高校を長年率いて、甲子園では通算68勝をあげました。
ベンチの前で仁王立ちしている姿が印象的でした。
智弁和歌山高校は、いつも甲子園に出場しているような印象があります。
通算38回甲子園出場も合わせてトップとなっています。
2018年夏に監督を退任され、その後は教え子の中谷仁氏が監督となっています。
まとめ
今回は5位までの監督を紹介しました。
共通点としては、
- 甲子園優勝をしている
- 1つの高校での在籍期間が長い
- 有名選手を輩出している
- 上記の監督同士で名勝負がうまれやすい
このような傾向が見られました。
これから新しい指導者が、新しい時代を作っていくことを期待したいですね。
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