この記事は高校野球を生活の中心にしてしまい、他の学校生活などをバランスよく行わないと、将来どのような大人になってしまうのか、周りにどのような大人がいるのかを、経験談を交えてお伝えいたします。
野球をしていることが正しいという錯覚に陥ってしまう
強豪校では、極端な話ですと365日練習し、24時間野球のことだけを考えているような生活を強いられます。
本人が望んでそのような生活をしていたとしても、野球以外のことをあまり考えられなくなってしまいます。
そうすることで、考え方が極端になってしまい、自分の考えていることが全て正しいことと思ってしまいます。
いわゆる、スポーツ脳、野球脳、脳筋と言われる類です。
これでは高校野球をやめた後に、苦労しますよね。
勉強時間がなく、アルバイトや、友人と遊ぶなどの自由な時間が少なく大人になって苦労する
野球部だけではなく、力を入れているスポーツ部全般に言えることかもしれませんが、部活動に時間を割く割合が非常に高く、勉強やアルバイトなどの別のことに充てる時間がほぼ無くなります。
勉強をしないで、進路選択が狭くなってしまい、大人になった時に不安定な生活を強いられることもあるでしょう。
またアルバイトなどの経験は一切積むことができず、また遊んだりする時間がないため、多様な考えに触れることもできず、経験の乏しい人になります。
理不尽なことに耐えることが普通であると思ってしまう
野球部では理不尽なことが日常茶飯事にあります。
おつかいや、練習補助のパシリはもちろんのこと、先輩よりも先に行動してはいけない。挨拶は後輩から必ず行うなどです。
このような経験をすることによって、社会人になった時に礼儀正しくなるなど、プラスの面が大きく働くなどの点もあるかも知れませんが、実際は違います。
ただ従順になるだけで、意見も言えなくなってしまう、つまらない量産型サラリーマンとなってしまうのです。
体育会系の弊害ですね。
実際社会人となり、スポーツ、特に野球を経験した人は、上司、先輩よりも仕事がないのにもかかわらず、先に帰らない人が多いです。
それで従順な面が評価されるかもしれませんが、貴重な時間を差し出してしまうような人となってしまいます。
このように、理不尽なことに耐えてばかりいると、物事の善悪がつかなくなってしまうのです。
高校野球でのオススメ商品はこちらです。暴力的な人間、非常識な人間になってしまう傾向がある
野球部出身の人は短気で暴力的な人が多いのではないでしょうか。
体罰やいじめが日本の中でトップクラスに多い部活動だからでしょう。
失敗したら殴られたり、暴言を吐かれ罵られたりと、そういったことがグラウンドでは毎日のようにあります。
グラウンド外では、先輩からのしごきも日常茶飯事です。そして、一定数の人間はそのやられたことを、また後輩へしごきを行うことで、暴力は引き継がれて行くのです。
まとめ
部活動を長時間行うことにより、その分比例して上達するわけでもないですし、その分他の活動にあてる貴重な時間が損なわれてしまいます。
また貴重な経験を行うために、高野連などのトップが時間の制限を設けるべきでしょう。現にこのような部活動で長時間練習をしている国は日本ぐらいといわれておりますので。
少しでも部活動の時間のバランスのとれた学校が増えて行くことを願っています。
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