高校野球で強豪校と中堅校に入学するそれぞれメリット・デメリットををまとめました

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この記事は高校野球で強豪校と中堅校に入学するメリットとデメリットを実体験をもとにまとめました。

リトルシニアに僕は入部していて試合に出場していたので高校はいくつか選択肢がありました。

僕は結果的には強豪校に入学しましたが、非常に選択の際は悩みました。

僕と同じように進路で迷ったり悩んだりしている方もいるかと思いまして、経験談を交えて紹介してみることとしました。

リトルシニアに入部してよかった経験はこちらです。

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強豪校に入学するメリット・デメリット

メリット

ネームバリューで将来価値が高い

〇〇高校の野球部だったんだ、すごいね

〇〇高校なんだ。じゃあ練習も厳しかったでしょう、大変だったね

など大人になっても言われるように、高校名だけである程度詳しい方には知ってもらうことができます。

もちろんその高校に在籍していたという自信にも繋がります。

将来就職するのも有利です。

野球をする環境が整っている

設備やスタッフは充実しています。

設備に関しては、私立の高校はナイター設備も整っており夜間練習もできます。

スタッフも大学や社会人野球を経験しているかたが多く、指導のバリエーションが豊富です。

また監督に関しては強豪校は有名な方が多いです。

テレビなどで身近に見ていた方に指導したり管理される立場になることで最初は緊張することもあるかと思います。強豪校ならではの経験です。

甲子園に出場する確率が高い

甲子園に出場する常連校は、すでにユニフォーム等や雰囲気で相手に有利です。

トーナメントの勝ち上がり方を伝統的に把握しているので有利です。

選手層が厚く、連戦に対応できるチーム力で有利です。

都道府県によってばらつきがありますが、夏の大会は優勝まで8試合ある地域もあります。

投手が1人だとどうしても疲れてくる6試合目の準々決勝あたりで敗退することが多いです。

力のある投手が3人くらいベンチにいるだけで、チーム力は上昇します。

昨今は投手の球数制限もあり、ルール上でも1人で投げ切ることができない可能性があります。

有望な人材が集まりやすく、選手層が厚いために連戦を勝ち抜くチーム力があるので他の高校より甲子園に出場する確率が高いです。

デメリット

試合に出場できないリスクがある

1学年30人くらいが入部します。全体で100人近く在籍するケースがほとんどです。

中には智弁和歌山みたいな1学年10人程度の募集で全体30人で活動しているケースもあります。

しかし、そのようなケースはほぼないといっていいでしょう。

100人近く在籍するチームでレギュラーを取るには圧倒的な力が必要です。

たくさんの競争に勝ち抜かなければならないのです。

だいたい強豪校は入学時にレギュラー確約の選手もいます(実際それに値するくらい最初から上手なので確約がなくてもレギュラーな場合がほとんどです)

相当な努力が必要となりますし。ほかのレギュラーになれない90人を納得させることが必要です。

文武両道がしにくい

僕が通っていた学校もそうでしたが、クラスがスポーツクラスといって、

毎日授業の5,6時間目は「体育」という名目の元、部活動が始まります。

平日は毎日13時から練習が始まり、21時に練習が終わる感覚です。

土日は終日野球の活動です。

文武両道は厳しいのでどうしても勉強がおろそかになりがちです。

ちなみにスポーツクラスのテストは名前を記入したら赤点を回避できるといった伝説もありました。(おそらく本当です)

バランスの悪い高校生活を強いられますので、入学時に強い志がないと厳しいです。

スポーツクラスの場合が多く退部=退学の可能性が高い

特待生制度とご存知でしょうか。

学費が免除の代わりに、部活動を辞めたら免除がなくなるといった制度です。

環境になじめず、裕福ではない家庭が、私立高校の授業料が払えず退部をして退学してしまったケースを実際に見てきました。

また環境になじめず、退学して退部していくケースは本当に多いです。

環境になじめない要因は以前の記事にて記載しております。

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中堅校に入学するメリット・デメリット

メリット

試合に出場できる可能性が広がる

スポーツは試合に出場してこそ楽しめますよね。

強豪校に比べて競争相手も少ないので出場できる確率が高まります。

試合に出場してこそ得るものもたくさんありますし、そこで改善できる点もたくさんありますよね。

試合に出場することが今まで関わってくださった周りの方々への恩返しになることもできます。

文武両道がしやすい

勉強できる人は勉強したほうがいいです。

野球で飯を食える人はほとんどおりません。

文武両道の高校に入学すること自体、将来へのリスクヘッジになります。

一番オススメできない選択が、学力が優秀な人が、野球のために学力の低い学校に入学することです。

将来的な選択肢は多いほうがいいので、よほど野球への情熱や志が高く、野球で一生飯を食っていく、野球が全てと思えないのであれば文武両道ができる学校にいくのがオススメです。

一般クラスのため野球部以外の人と関わることが多い

僕は野球部のクラスでしたので、常に授業でも部活動でも休日の部活動でも野球部の人しか交わることができず非常に後悔しました。

共学の学校であるにもかかわらず、クラスに女子はいませんでした。

校舎も一般のクラスの人とは違う建物でしたので、本当に毎日男子校の気分でした。

修学旅行に関しても、一般生徒とは別の場所に行きましたので、旅行というよりも部活動の延長のイメージであまり楽しい思い出とはならなかったです。

高校生は部活動以外にもたくさんの経験をするべきだと僕は思います。

様々な人と関わりたいのであれば、中堅校の文武両道がオススメです。

デメリット

上のレベルで野球ができる可能性が狭まる

野球をするのは高校までと決めてあくまで高校での部活動として行う人が大半です。

そのような環境で上のレベルで継続して野球をやりたいのであれば、モチベーションを保って日々相当意識の高い取り組みをしなければならないです。

また強豪校とは違い、有力なOBも少なく、パイプもほとんどない状況なのであれば、

自分自身の力を持って進路を切り開くしかないですね。

最初から野球で飯を食っていく気持ちがある場合は強豪校で競争に勝ち抜くほうが確率は高まります

野球に関わる時間が少ない

例えば強豪校とは違い、ナイター設備がない所に関しては、冬場の日の短い時期にかんしていえば、午後の4時に練習開始かと思ったら、4時半に日没なんてケースもあると思います。

練習設備が厳しい部分がありますし、練習時間も短いので工夫して練習してより効率よく練習しなければならないのです。

甲子園に出場する可能性が低い

連戦を勝ち抜かなければ優勝=甲子園に出場することは厳しいですよね。

選手層が薄いので厳しいですよね。

また必ずしも部員全員が甲子園に出場することを目指していないです。

まずチーム全体で目指す意識付けをする時点で強豪校に後れをとっていますよね。

出場する確率は低いです。

理想とするならば、非常に数が少ないですが、偏差値も高くかつ強豪な高校に入学することができれば、メリットをより享受できますね。

ただそういった高校は野球での推薦入学募集はほとんどないので狭き門です。

まとめ

強豪校・中堅校のそれぞれメリット・デメリットを把握しながら、後悔のない選択をしてほしいです。

いい選択ができるよう願っています。

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