少年野球チームで野球肩・野球肘になった経験とそうならないためにやるべきことをお伝えします

white baseball 少年野球
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僕は高校まで投手をしていましたが、野球をしている間はずっと肘を痛めたまま続けていました。

それは、少年野球チームに所属していた時に肘を酷使してしまったことから繋がっていきます。

本来スポーツとは楽しむものです。それがなぜ慢性的なケガへとつながってしまったのでしょうか。

野球肩・肘となってしまう小学生のケースは後をたちません。

経験談をもとに紹介していきます。

野球肘となってしまった原因をまとめました

どうして体がまだ未成熟な小学生が、酷使するもしくはされることとなり、野球肩もしくは野球肘となってしまうのでしょうか。

今回は僕の経験も交えて紹介をしていきます。これを見ることで少しでもスポーツ障害の抑止へとつながることを願っています。

チームは勝利至上主義で毎週100球投げていた

小学生6年生から僕はエースとなり、毎週日曜日に7イニングを完投していたので100球前後投球をしていました。

硬式のリトルリーグではなく、軟式の少年野球チームに所属していたので、変化球は投球禁止ですのでストレートのみを投げていました。

ただ、毎回100球前後を新チーム結成の1月から試合で全力で投げ続けていました。

結果的には4月の地区大会で100球を完投したときに、激痛が襲いました。毎週登板していたので、約10試合目で1000球前後投げていたのではないでしょうか。

まだ体も完成していないで毎週100球投げていたので、遅かれ早かれ故障をしていたことは間違いありません。

ただ4月に激痛が走りましたが、肘に重さなどの違和感を感じていたのは3月くらいで、そこで僕自身が投げることを止めれば故障を防げましたがそれはできませんでした。どうしてでしょうか。

痛かったがエースを外されたくない、期待に応えたいと我慢してしまった

競争世界では誰しも経験することかと思いますが、僕自身が試合に出場することができなくなってしまうと、レギュラーから外される、エースの座から降りることとなり試合に出場できなくなる怖さが少年野球チームに所属していたころからありました。

それで痛くても我慢して投げ続けてしまいました。

bench hands field park
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故障をする=よくないことという風潮があった

「すぐに肩や肘を痛くなることは正しい投げ方ができていないからである」といった風潮や、

「けがをしていることにしてただ休んでいるだけではないか」といった声も実際に聞こえてきました。

けがをする=悪といった風潮がどうしても存在しているために、多少の痛みでも我慢してプレーをしたり、隠してしまいました。

ケガに対して理解のあるチームでプレーすることが重要であることを痛感しています。

野球肘となってしまった結果

半年間投手ができなくなってしまった

4月にけがをしてしまい、そこから10月の半年間は投球禁止となってしまいました。

投球できず、また最初のことはバットを振るだけでも激痛が走りましたので、土日に練習や試合に参加してもランニングばかりし、試合には出場できませんでした。

3か月たった7月頃に、「9番ライト」で出場が復帰できたときに、ずっと投手でクリーンナップで新チームの1月から試合に出場していたので複雑な気持ちになりました。

投手として試合に復帰したのは10月で、そこからシーズン終了の11月までの2か月間しか出場できませんでした。

定期的に病院へ通うこととなった

定期的に整形外科に通院することになりました。

ざっくり言うと、軟骨がはがれてしまった影響で、結果的には野球を続けている間はずっと通っていました。

また今でも寒い季節には肘が痛みます。スポーツ障害ですね。今では納得はしています。

他の選手がエースとなった

これもしかたないことですが、私が投手をしていた時にキャッチャーをしていた人が投手となりました。けがをした4月以降そのまま投げ続けて、12月までエースとして投げ続けました。

ケガをしてしまったことでエースを剥奪されてしまったことや、チームは強く地区大会は優勝して県大会もベスト8に進出していたので余計に悔しかったです。

また背番号は1のままで、ずっと投手以外のポジションを守ることになってしまったことも悔しかったことを覚えています。

肘の状態を気にしながらのプレーとなってしまった

野球を続けている限り、ずっと肘に違和感を抱えたままのプレーが続きました。

中学生になり、リトルシニアでプレーしたのですが、少年野球とは違い変化球を投げることとなったのですが、肘の負担がかかるスライダーで激痛が走りました。

リトルシニアに入部するメリット5点はこちらです。

リトルシニアも土日のみのプレーでしたので、リトルシニアの場合は痛みを抱えたまま土日のみプレーをし、投球のない平日に直すといったことを繰り返しました。

高校野球ではもっと苦労し、冬場は投球することができませんでした。

高校野球の強豪校・中堅校の入学するメリット・デメリットをまとめました。

野球肩・野球肘となる選手を産まないための対策

勝利至上主義を根本から排除しよう、そういったチームは入団をやめよう

なぜ野球肘になってしまったかというと、勝利至上主義が大きな理由です。

そもそもまわりの指導者が僕の異変に気付くことができれば、投球を止めるよう指示をすれば軽傷ですんだかもしれません。

ただなかなかストップをかけるのは難しいですよね。

外部の審判がストップをかけるなど、周囲や制度の見直しが必要です。

投手は3人以上で試合をしよう、球数制限を設けて完投を禁止にしよう

1試合に100球も1人で投げ切ることが続くことがそもそもおかしなことです。

1試合に50級までもしくは4イニングなど、制限を設けるべきです。

小学生は骨など成長途中ですので、毎回100球の圧力がかかれば壊れることは時間の問題でした。

トーナメントよりもリーグ戦を増やして勝利よりもレベルアップに重点をおこう

たしかにチームスポーツは全員で勝つために試合をし、喜びを分かち合う面もあります。

しかしそれを少年野球の段階で求めるのではなく、少年野球は個人の能力を高めることの方が重要です。たとえば打ってボールを遠くに飛ばす距離が増えることや、投げる球が速くなるなどです。

そういった技量を向上させるために、トーナメント形式の試合よりも、地域でリーグ戦を行い、全員が出場できる環境を作ることでケガの抑止にも伝わります。

1人でも野球肩・野球肘に悩む人が減ることを祈っています。

おわり

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